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安定ヨウ素剤の服用について

安定ヨウ素剤とは

サンプル画像・原子力災害時には、放射性ヨウ素が大気中に放出されることがあります。
・呼吸や飲食により放射性ヨウ素を大量に摂取すると、甲状腺に集まり、内部被ばくにより数年から数十年後に甲状腺がん等を発生させる可能性があります。
・放射性ヨウ素を吸入するまでの24時間以内にあらかじめ放射性ではない安定ヨウ素剤を予防服用することで、放射性ヨウ素の甲状腺への摂取量を低減することができます。
・安定ヨウ素剤は、効果のある時間が限られるため、避難や一時移転の指示にあわせて出される服用指示に従い、適切なタイミングで服用することが重要です。

安定ヨウ素剤の服用についての注意

配布、服用について

・服用の判断は、避難指示等とあわせて、国の原子力規制委員会が行います。
・住民の皆様への服用指示は市町村から連絡します。
・服用量は必ず守ってください。(多く飲んでも効果は上がりません)
・特別な指示がない限り、複数回服用しないでください。

服用量

大人(13歳以上)

丸剤2丸

子供(3歳以上13歳未満)

丸剤1丸

乳幼児(3歳未満)

内服ゼリー

安定ヨウ素剤
 

安定ヨウ素剤の副作用

・安定ヨウ素剤は、アレルギーなどの副作用を起こす場合があります。
・1回の服用での重大な副作用の発生は極めて稀ですが、報告された事例としては、嘔吐、皮膚の発疹、胃痛、下痢、頭痛などの症状があります。
・また、安定ヨウ素剤の成分またはヨウ素に対し、過敏症の既往歴のある方は、副作用が発生する恐れがあるため服用できないことがあります。

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